それと今回からフラット補正を真面目にしています。
薄明開始時刻頃に雲に向けてフラットを数枚撮影して、フラットからダークを引き、それを加算平均し、モノクロ変換したものをフラットとして使いました。
やり方はこれでいいのでしょうか?特にモノクロ変換…これはいいのでしょうか?科学的にはダメな気がしますが、実際問題として撮影対象と同じカラーバランスのフラットを作ることって出来ないのかなぁと思ったので、モノクロ変換してしまいました。
一応それっぽくなりましたが、ライトフレームがかぶっているのか、ちょっとフラットになりきってない感じです。
M81銀河
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 8枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
M101 回転花火銀河
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 7枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
それから写真をよく見ていただければ分かりますが、今回の撮影ではオートガイドを失敗しています。
よくみると星が赤経方向に伸びています。
理由はおそらくですが分かっています。
今回のオートガイドではガイド星は共に2等星を使いました。2等星はかなり明るいので、オートガイダーのCCDが飽和して、ディスプレイにはガイド星がかなり大きく写っていました。
そのため「これはあまり良くないかな」と思い、オートガイダーの露出時間をデフォルトの128msから32msまで短くしました。するとディスプレイ上の星像は小さくすっきりとし、最初はこれでガイド精度は上がるものと思いました。
ですが実際にオートガイドしてみると、どうにもわずかなガイドエラーを繰り返します。ガイド修正の入り方を見ると、赤経方向にかなり頻繁に、それも大体交互に補正が入っていました。
後半になって気づいたのですが、これはおそらくシーイングを拾ってハンチングしていたのではないかと思います。
というのもオートガイダーの露出時間を32msまで短くしたため、本来ならば時間で積分されて見えなくなるはずだった細かいシーイング成分を拾ってしまい、オートガイダーがそれに対して修正信号を出す。すると赤道儀はガイド補正を行うものの、そもそもガイド星のずれはシーイングによるものなので、ガイド補正によってむしろ本来追尾すべき星の重心とはずれてしまう。
そしてガイドエラーする、ということなのではないかと思うのです。
それならばシーイングゆらぎは赤緯方向にもあるのに、なぜ赤緯方向はガイドエラーしていないのか。
これは赤緯方向には赤道儀のバックラッシュがあるため、シーイングを拾って赤緯方向にガイド補正が入っても、その量がわずかでありバックラッシュの範囲内に収まるため、実際の追尾には影響しなかった。これだと思うのです。
兎にも角にも、今回のガイドエラーはおそらく"オートガイダーの露出時間が短すぎて、シーイングを拾った"ことだと思うのです。したがって次回からの対策としては、"オートガイダーの露出時間を余り小さくしすぎない"これでしょう。やはり最初に成功したときのように128ms辺りが良いのかもしれません。
次回撮影時に早速試してみようと思います。
オートガイド上級者の方々にとっては当たり前の事なのかもしれませんが、初心者の自分はまだまだ手探り状態です。なんだかすごく面白くなってきました。
P.S.
フラット画像に等光度曲線を表示させてみたところ、我が家のVISAC君の光軸は合っているようでした。焦点内外像を見ても問題なさそうなので、光軸は今のところ合っているようです。
それから一つ気づいたのが先日3月3日のM101と今回のM101の写りがそんなに違わないですね。
3月3日は透明度のすごい良い空で20min露出、今回は透明度が壊滅的な空で70min露出。写りがそんなに違わないことから、良い空で撮影する事がいかに大事かが分かりますね。




