昨日の記事のコメント欄にも書きました通り、今回ブログを乗り換えることにいたしました。
理由はコメントシステムの不具合です。
私はこのブログのコメント設定で、新着コメントが付くとすぐに自動的に私宛にメールが届くような設定にしていました。実はそれで新着コメントを通知するメールが届いたので、ブログを見てみるものの何もコメントは付いていない、ということが今まで頻繁にありました。
少しおかしいなと思ってはいましたが、コメントの投稿者様の方でご自分のコメントを削除なさったのだろう、とこれまでは思ってました。
しかしこれはどうやら違ったようで、昨日の記事に「コメントを消すなんてひどい!」という旨のコメントをいただき、気づきました。
そこでこのトラブルについて検索してみたところ同様の不具合が他の方のブログでも起きているようでした。Bloggerのシステムがうまくいっていないのでしょうか。
しかし原因がわからないので、Bloggerを使っている限り今後もこういったトラブルは続くでしょう。それではだめなので、Bloggerから別のブログに乗り換えることにしました。
なににせよ、これまでコメントしていただいた皆様にとても不愉快な思いをさせたことには変わりありません。本当に申し訳ありませんでした。
コメントしていただいたのに、コメントが消えたことがある方は、本当にごめんなさい。今はとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
新しいブログのアドレスです。
もしよろしければ移転先で、これからも私のブログを見ていただけたらとても嬉しいです。
http://blogs.yahoo.co.jp/astro_photograph
大学生が天体写真
素粒子理論を勉強している、星を見ることが大好きな、大学4年生の日常を綴っています。。。
2011年3月20日日曜日
2011年3月19日土曜日
M101 回転花火銀河 作品に仕上げました。
M101 回転花火銀河
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)EOS kiss X2 ISO800 10min * 17枚 total:170min
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
今までの回転花火銀河の中では一番良い作品です。
今までより露出時間が長いため、S/Nが上がりました。
極軸がずれていたか、わずかに視野回転しているのが残念です。回転の中心は写真を見る限り視野外の左の方にある模様です。確かにこの時に使ったガイド星は視野外左のものだったので納得です。次からはガイド星として撮影視野内の星を使う教訓になりました。ただ明るい星がなかなか無いと厳しいですが。
私はまだまだレベルが低いですが、目指はRyutao調です。
選択マスクを使いこなせるようにならないと、まだまだ上達しませんね。
この写真は津波で消滅してしまった新地町で撮影したものですが、必ずや復興して再びこの町で天体写真が撮れるようになると信じています。
最近は地震、津波、福島原発関連で暗い話ばかりですが、頑張っていきましょう。
P.S.
2011/03/19 23:19 再処理しました。どうでしょうか。
最初よりは良くなったと思いますが、やはりフラットが決まってませんね。
フラットの撮影方法とか、フラットパネルとかいろいろ変えてやってみようと思います。
2011年3月18日金曜日
松江市に帰還
沿岸部の人にとっては何を甘えた事を言っているのだと言われそうですが、青葉区で生きるのが大変だったので島根県松江市に帰省しました。
今回もレガシィB4での帰省です。
仙台→笹谷峠→R13→R113→中条IC→米子IC→松江市 と走り抜け、Total 1,136kmの走行でした。望遠鏡一式もトランクに積んで帰りましたし、デスクトップも助手席に積んで帰りました。1ヶ月程度は島根にいる可能性があるためです。
自分は天体写真が好きです。
不謹慎かもしれませんが、実家でも天体写真を撮とりたいと思います。こんな時だからこそ元気を出していこう、と思います。
しばらく島根県からの写真をお届けします。
晴天率が著しく低いので、昼の写真ばかりになるかもしれません。
下は帰省途中の写真に撮った写真です。災害対策車両や、遠方からの消防車、パトカーと多くすれ違いました。
今回もレガシィB4での帰省です。
仙台→笹谷峠→R13→R113→中条IC→米子IC→松江市 と走り抜け、Total 1,136kmの走行でした。望遠鏡一式もトランクに積んで帰りましたし、デスクトップも助手席に積んで帰りました。1ヶ月程度は島根にいる可能性があるためです。
自分は天体写真が好きです。
不謹慎かもしれませんが、実家でも天体写真を撮とりたいと思います。こんな時だからこそ元気を出していこう、と思います。
しばらく島根県からの写真をお届けします。
晴天率が著しく低いので、昼の写真ばかりになるかもしれません。
下は帰省途中の写真に撮った写真です。災害対策車両や、遠方からの消防車、パトカーと多くすれ違いました。
2011年3月13日日曜日
東北地方太平洋沖地震
地震発生時、仙台市青葉区に居ました。
怪我もなく生きています。
地震発生日の夜は、南三陸町の神割崎にて星を見るつもりだったので、地震がもし数時間遅く発生していたら、生きていなかったかもしれません。
とにかく生きているので、ご安心ください。
当分コメントにお返事ができません。すいません。
怪我もなく生きています。
地震発生日の夜は、南三陸町の神割崎にて星を見るつもりだったので、地震がもし数時間遅く発生していたら、生きていなかったかもしれません。
とにかく生きているので、ご安心ください。
当分コメントにお返事ができません。すいません。
2011年3月8日火曜日
撮影してきました。
結局天体導入スキルアップ講習会は中止になったのですが、夜半過ぎから晴れそうだったので観測所に行き写真を撮ってきました。透明度、シーイングはかなり悪かったですが、それなりに仕上がりました。
それと今回からフラット補正を真面目にしています。
薄明開始時刻頃に雲に向けてフラットを数枚撮影して、フラットからダークを引き、それを加算平均し、モノクロ変換したものをフラットとして使いました。
やり方はこれでいいのでしょうか?特にモノクロ変換…これはいいのでしょうか?科学的にはダメな気がしますが、実際問題として撮影対象と同じカラーバランスのフラットを作ることって出来ないのかなぁと思ったので、モノクロ変換してしまいました。
一応それっぽくなりましたが、ライトフレームがかぶっているのか、ちょっとフラットになりきってない感じです。
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 8枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 7枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
それから写真をよく見ていただければ分かりますが、今回の撮影ではオートガイドを失敗しています。
よくみると星が赤経方向に伸びています。
理由はおそらくですが分かっています。
今回のオートガイドではガイド星は共に2等星を使いました。2等星はかなり明るいので、オートガイダーのCCDが飽和して、ディスプレイにはガイド星がかなり大きく写っていました。
そのため「これはあまり良くないかな」と思い、オートガイダーの露出時間をデフォルトの128msから32msまで短くしました。するとディスプレイ上の星像は小さくすっきりとし、最初はこれでガイド精度は上がるものと思いました。
ですが実際にオートガイドしてみると、どうにもわずかなガイドエラーを繰り返します。ガイド修正の入り方を見ると、赤経方向にかなり頻繁に、それも大体交互に補正が入っていました。
後半になって気づいたのですが、これはおそらくシーイングを拾ってハンチングしていたのではないかと思います。
というのもオートガイダーの露出時間を32msまで短くしたため、本来ならば時間で積分されて見えなくなるはずだった細かいシーイング成分を拾ってしまい、オートガイダーがそれに対して修正信号を出す。すると赤道儀はガイド補正を行うものの、そもそもガイド星のずれはシーイングによるものなので、ガイド補正によってむしろ本来追尾すべき星の重心とはずれてしまう。
そしてガイドエラーする、ということなのではないかと思うのです。
それならばシーイングゆらぎは赤緯方向にもあるのに、なぜ赤緯方向はガイドエラーしていないのか。
これは赤緯方向には赤道儀のバックラッシュがあるため、シーイングを拾って赤緯方向にガイド補正が入っても、その量がわずかでありバックラッシュの範囲内に収まるため、実際の追尾には影響しなかった。これだと思うのです。
兎にも角にも、今回のガイドエラーはおそらく"オートガイダーの露出時間が短すぎて、シーイングを拾った"ことだと思うのです。したがって次回からの対策としては、"オートガイダーの露出時間を余り小さくしすぎない"これでしょう。やはり最初に成功したときのように128ms辺りが良いのかもしれません。
次回撮影時に早速試してみようと思います。
オートガイド上級者の方々にとっては当たり前の事なのかもしれませんが、初心者の自分はまだまだ手探り状態です。なんだかすごく面白くなってきました。
P.S.
フラット画像に等光度曲線を表示させてみたところ、我が家のVISAC君の光軸は合っているようでした。焦点内外像を見ても問題なさそうなので、光軸は今のところ合っているようです。
それから一つ気づいたのが先日3月3日のM101と今回のM101の写りがそんなに違わないですね。
3月3日は透明度のすごい良い空で20min露出、今回は透明度が壊滅的な空で70min露出。写りがそんなに違わないことから、良い空で撮影する事がいかに大事かが分かりますね。
それと今回からフラット補正を真面目にしています。
薄明開始時刻頃に雲に向けてフラットを数枚撮影して、フラットからダークを引き、それを加算平均し、モノクロ変換したものをフラットとして使いました。
やり方はこれでいいのでしょうか?特にモノクロ変換…これはいいのでしょうか?科学的にはダメな気がしますが、実際問題として撮影対象と同じカラーバランスのフラットを作ることって出来ないのかなぁと思ったので、モノクロ変換してしまいました。
一応それっぽくなりましたが、ライトフレームがかぶっているのか、ちょっとフラットになりきってない感じです。
M81銀河
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 8枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
M101 回転花火銀河
VISAC(VC200L) fl.1800mm with f/6.4レデューサ(fl.1800mm→fl.1278mm)
EOS kiss X2 ISO800 10min * 7枚
EM-200_AGS-1S_BLD赤道儀
FC-76ガイド鏡 + 3枚玉ショートバロー (ガイド鏡系合成焦点距離fl.1200mm)
SynGuiderによるオートガイド
それから写真をよく見ていただければ分かりますが、今回の撮影ではオートガイドを失敗しています。
よくみると星が赤経方向に伸びています。
理由はおそらくですが分かっています。
今回のオートガイドではガイド星は共に2等星を使いました。2等星はかなり明るいので、オートガイダーのCCDが飽和して、ディスプレイにはガイド星がかなり大きく写っていました。
そのため「これはあまり良くないかな」と思い、オートガイダーの露出時間をデフォルトの128msから32msまで短くしました。するとディスプレイ上の星像は小さくすっきりとし、最初はこれでガイド精度は上がるものと思いました。
ですが実際にオートガイドしてみると、どうにもわずかなガイドエラーを繰り返します。ガイド修正の入り方を見ると、赤経方向にかなり頻繁に、それも大体交互に補正が入っていました。
後半になって気づいたのですが、これはおそらくシーイングを拾ってハンチングしていたのではないかと思います。
というのもオートガイダーの露出時間を32msまで短くしたため、本来ならば時間で積分されて見えなくなるはずだった細かいシーイング成分を拾ってしまい、オートガイダーがそれに対して修正信号を出す。すると赤道儀はガイド補正を行うものの、そもそもガイド星のずれはシーイングによるものなので、ガイド補正によってむしろ本来追尾すべき星の重心とはずれてしまう。
そしてガイドエラーする、ということなのではないかと思うのです。
それならばシーイングゆらぎは赤緯方向にもあるのに、なぜ赤緯方向はガイドエラーしていないのか。
これは赤緯方向には赤道儀のバックラッシュがあるため、シーイングを拾って赤緯方向にガイド補正が入っても、その量がわずかでありバックラッシュの範囲内に収まるため、実際の追尾には影響しなかった。これだと思うのです。
兎にも角にも、今回のガイドエラーはおそらく"オートガイダーの露出時間が短すぎて、シーイングを拾った"ことだと思うのです。したがって次回からの対策としては、"オートガイダーの露出時間を余り小さくしすぎない"これでしょう。やはり最初に成功したときのように128ms辺りが良いのかもしれません。
次回撮影時に早速試してみようと思います。
オートガイド上級者の方々にとっては当たり前の事なのかもしれませんが、初心者の自分はまだまだ手探り状態です。なんだかすごく面白くなってきました。
P.S.
フラット画像に等光度曲線を表示させてみたところ、我が家のVISAC君の光軸は合っているようでした。焦点内外像を見ても問題なさそうなので、光軸は今のところ合っているようです。
それから一つ気づいたのが先日3月3日のM101と今回のM101の写りがそんなに違わないですね。
3月3日は透明度のすごい良い空で20min露出、今回は透明度が壊滅的な空で70min露出。写りがそんなに違わないことから、良い空で撮影する事がいかに大事かが分かりますね。
2011年3月7日月曜日
望遠鏡の使い方を教えてきます。
今日はサークルの天体導入スキルアップの日です。講師を頼まれていたので頑張ってきます。
晴れればM101を放置撮影しながら、MT-200とNJPを使って後輩に天体導入を教えます。
まぁ教えると言ってもファインダーの上手な見方と、星図の見方ぐらいですが。
自分で頑張って10個ほど導入できるようになれば、あとは何でも星図を見て一人で導入できるようになると思います。
P.S.
天気があまりよくないとのことで、本日の講習会は中止になりました。
でも夜半過ぎに友人と観測所に行ったら、晴れていたので写真を撮ってきました。
今画像処理をしています。
晴れればM101を放置撮影しながら、MT-200とNJPを使って後輩に天体導入を教えます。
まぁ教えると言ってもファインダーの上手な見方と、星図の見方ぐらいですが。
自分で頑張って10個ほど導入できるようになれば、あとは何でも星図を見て一人で導入できるようになると思います。
P.S.
天気があまりよくないとのことで、本日の講習会は中止になりました。
でも夜半過ぎに友人と観測所に行ったら、晴れていたので写真を撮ってきました。
今画像処理をしています。
2011年3月5日土曜日
風は無かったものの曇りました。
M101 回転花火銀河のリベンジをすべく、昨日はバイト後に神割崎に行ってきました。宮城県内で晴れそうなところが神割崎くらいしかなかったので、行きました。
着いた時には薄雲が広がっており、しばらくして晴れてきたので望遠鏡を組み立てたら、途端に曇りました。なのでお見せ出来るような写真は撮れませんでした。残念です。
薄明が開始し、このまま帰るのもなんなので、朝日の中で機材の写真をとって帰りました。使用機材の紹介ページにUPしています。
P.S.
タカハシからBRC-250Cの後継モデルが出ましたね!
http://www.takahashijapan.com/news_new.html
CCA-250だそうです。
名前はCorrected Cassegrain Astrograph 250mm という意味のようです。
テスト撮影の画像も上がっていますが、凄くシャープそうですね。
長焦点派としては触手が動くけど、宝くじでも当たらないと絶対に買えないところがいいですね。
最近は Mewlon-250CRS や CCA-250 とタカハシは大型反射に力を入れてるのでしょうか。
着いた時には薄雲が広がっており、しばらくして晴れてきたので望遠鏡を組み立てたら、途端に曇りました。なのでお見せ出来るような写真は撮れませんでした。残念です。
薄明が開始し、このまま帰るのもなんなので、朝日の中で機材の写真をとって帰りました。使用機材の紹介ページにUPしています。
P.S.
タカハシからBRC-250Cの後継モデルが出ましたね!
http://www.takahashijapan.com/news_new.html
CCA-250だそうです。
名前はCorrected Cassegrain Astrograph 250mm という意味のようです。
テスト撮影の画像も上がっていますが、凄くシャープそうですね。
長焦点派としては触手が動くけど、宝くじでも当たらないと絶対に買えないところがいいですね。
最近は Mewlon-250CRS や CCA-250 とタカハシは大型反射に力を入れてるのでしょうか。
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